2025/09/10
コルチゾールとダイエットの関係を正しく理解する
コルチゾールとは何か?
コルチゾールは、副腎(腎臓の上にある小さな臓器)から分泌されるホルモンのひとつで、一般的には「ストレスホルモン」と呼ばれています。
しかし、実際には単なる悪者ではなく、私たちの生命維持に欠かせない重要な役割を担っています。
コルチゾールには日内リズムがあります。
朝に最も多く分泌され、日中にかけて徐々に低下し、夜には最も少なくなる。
この仕組みのおかげで、私たちは自然に目が覚め、夜には眠くなるのです。
コルチゾールの主な役割
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血糖値の維持
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糖質が少ない時や空腹時、肝臓で糖を新しく作り出す「糖新生」を促進します。
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これにより、脳や体がエネルギー不足にならないように守られます。
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代謝の調整
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脂肪やタンパク質の分解・利用をコントロールします。
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エネルギーの供給バランスを取る働きがあります。
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ストレスへの対応
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精神的・肉体的ストレスを受けるとコルチゾールが増加し、一時的に血糖や血圧を上げて「戦う/逃げる」反応を助けます。
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炎症と免疫の調整
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コルチゾールには抗炎症作用があり、免疫反応が過剰にならないよう抑制する働きもあります。
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ダイエットとコルチゾールの関係
糖質制限や極端な食事制限をすると、体は「糖が足りない」と判断し、血糖値を保つためにコルチゾールを分泌します。
そのため、糖質制限によって一時的にコルチゾールが上がることはあるのです。
しかし、ここで注意すべきは「一時的」と「慢性的」の違いです。
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一時的な上昇 → 体が適応するために自然に起こる反応であり、必ずしも悪いことではない
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慢性的な高値 → 睡眠不足・強いストレス・過度な食事制限が続くと、常に高い状態となり、筋肉分解や脂肪蓄積、免疫低下、不眠などを招く
不安を煽る情報に注意
SNSでは「糖質制限=コルチゾールが上がって危険」という単純化された情報が目立ちます。
しかし実際には、コルチゾールは生命維持に欠かせないホルモンであり、短期的な変動は自然な反応です。
本当に大切なのは、
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適切な糖質コントロール
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質の高い睡眠
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適度な運動
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ストレスマネジメント
この4つのバランスを取ることです。
まとめ
コルチゾールは「ストレスホルモン」というよりも、生き抜くためのサバイバルホルモンです。
糖質制限やダイエット中に一時的に上がることはありますが、それ自体が直ちに危険を意味するわけではありません。
不安を煽る情報に流されず、生活習慣全体を整えることこそが、健康的で持続可能なダイエット成功の鍵です。
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