2025/09/18
ダイエットに「バランスの良い食事」は本当に必要か?科学的視点で解説
ダイエット指導において、よく耳にするフレーズがあります。
「バランスの良い食事を心がけましょう」
では、バランス食は本当にダイエットに有効なのでしょうか?結論から言うと、健康維持には有効ですが、ダイエットや筋トレの目的においては必ずしも最適とは言えません。ここでは科学的根拠を交えて解説します。
1. 「バランスの良い食事」とは何か?
一般的に「バランスの良い食事」とは、炭水化物・タンパク質・脂質をある程度の比率で摂取し、ビタミン・ミネラル・食物繊維も適量摂る食事を指します。厚生労働省の「食事バランスガイド」などもこの考え方に基づいています。
メリット
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栄養素の過不足を避けやすい
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健康維持や病気予防に有効
デメリット
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個人差を考慮していない
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トレーニングや減量の目的には最適化されていない
2. 科学的な視点:ダイエットと栄養バランス
(1) エネルギー収支が最優先
体脂肪を減らすためには、摂取カロリー<消費カロリー という原則が最重要です。
バランス食を意識しても、摂取カロリーが多ければ体脂肪は減りません。
(2) タンパク質の重要性
減量中でも筋肉を維持するには、タンパク質摂取量が鍵です。
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体重1kgあたり1.6〜2.2gのタンパク質が推奨
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バランス食ではこの量が不足することがあります
(3) 不足・過剰栄養の個別調整
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ビタミン・ミネラルの不足は代謝効率を低下させる
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過剰な炭水化物や脂質は体脂肪に変換されやすい
→ 重要なのは、個人の現状に合わせて足りないものを補い、過剰なものを減らすこと
3. トレーニングとの関係
トレーニングの種類によって必要な栄養も変わります。
目的:筋肥大
→高タンパク質(体重1.6〜2.2g/kg)、トレーニング後に摂取
目的:持久力
→炭水化物を適量(運動前後)、脂質は控えめに
目的:減量中の筋肉維持
→タンパク質重視、炭水化物調整、脂質は適量
ポイント:バランス食に従うだけでは、トレーニング目的に応じた栄養が不足することがあります。
4. 実践的な考え方
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ステップ1:現状を把握
体重、体脂肪、食事内容を確認 -
ステップ2:不足・過剰の調整
足りない栄養素を補い、余剰は減らす -
ステップ3:トレーニングに合わせて最適化
筋肉を増やすならタンパク質重視、減量なら炭水化物調整
5. まとめ
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「バランスの良い食事」は健康維持には有効
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ダイエットや筋トレ目的では、個人最適化=不足を補い、過剰を減らすことが勝負
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目的に応じた栄養摂取とタイミング調整が、効率的なダイエット・筋肉維持を可能にする
💡 言い換えれば、バランス食は安全策であり、目標達成には個別最適化が必須です。
パーソナルトレーナーの食事指導に関する注意喚起
パーソナルトレーナーの中には、食事指導でよく以下のような言葉を使う方も少なくありません。
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「1日3食しっかり食べましょう」
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「野菜中心の食事を心がけましょう」
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「バランスの良い食事を意識しましょう」
一見正しいように思えますが、これらは一般的な健康指導としては安全策である一方、ダイエットや筋肉づくりの目的に必ずしも最適とは限りません。
注意点
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個人差が無視されている場合がある
体重、代謝、運動量、筋肉量などは人それぞれ。誰にでも同じ指導では最適化されません。 -
現状の不足や過剰を考慮していない場合がある
「バランス食」だけでは、筋肉を増やすためのタンパク質や、減量中の炭水化物調整が不十分になることがあります。 -
トレーニングとの連動がない場合がある
運動の種類やタイミングに応じた栄養戦略が抜けていると、効率的なダイエットや筋肉増加が難しくなります。
チェックポイント
自分の担当トレーナーが適切な食事指導をしているか確認するには、次の点を意識してみましょう。
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「なぜ1日何食にするのか」「なぜこの栄養素を摂るのか」を説明できる
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個人の体格・目標・運動量に応じて、栄養量やタイミングを調整してくれる
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科学的根拠や最新の知見に基づいたアドバイスがある
💡 まとめ
「1日3食」「野菜中心」「バランスの良い食事」だけに頼る食事指導は、場合によっては効率的でないことがあります。
担当トレーナーの指導が自分の体や目的に最適化されているかを確認することが、ダイエットや筋肉づくりの成功には欠かせません。
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